概要
icon-arrow-circle-rightダンビー工法概要
ダンビー工法は、既設の管きょを非開削で効率的に更生する工法です。 まず、既設管きょ内面上部にスペーサーを設置します。その後、硬質塩化ビニル樹脂製の帯板(ストリップ)をマンホールから既設管きょ内に送り込み、管きょの内面にスパイラル状に巻き立てます。 次に、隣り合うストリップ間を接合用かん合部材(SFジョイナー)でかん合し、連続した管体(ストリップ管)を形成します。最後に、ストリップ管と既設管きょとの空隙に充てん材を注入することで、既設管きょと更生部材とが一体となった更生管(複合管)となり、高い強度と水密性を発揮します。さらに、中央溝部と伸縮部を併せ持つSFジョイナーを使用することにより、更生管は優れた耐震性能を発揮します。
icon-arrow-circle-right適用範囲
項目 | 円形 | 非円形 | |||
適用管種 | 鉄筋コンクリート管きょ等の剛性管 | ||||
対象管の管径など | 800~3000mm | 短辺800mm以上 長辺3000mm以下 | |||
既設管状況 | 段差 | 最大100mm | |||
隙間 | 最大150mm | ||||
屈曲角 | 標準ストリップ使用時 | S形・L形 | 6°以下の継手部 | 3°以下の継手部 | |
LL形・LLS形 | 8°以下の継手部 | 4°以下の継手部 | |||
曲線用ストリップ使用時 S形・L形 | 12°以下の継手部 | 6°以下の継手部 | |||
曲率半径 | 標準ストリップ使用時 | S形・L形 | 20mR以上 | 50mR以上 | |
LL形・LLS形 | 7DR以上 | 15BR以上 | |||
曲線用ストリップ使用時 S形・L形 | 5DR以上 | 10BR以上 | |||
下水供用下 | 水深:既設管径の30%以下かつ40cm以下 流速:1.0m/sec以下 |
D:既設管呼び径、B:既設管内幅
内径800mmから3000mmまでの中・大口径管きょ、また矩形きょ、馬蹄形きょなどもスピーディーに甦らせる工法として、信頼と実績を積み重ねています。
施工前 | 施工後 |
icon-arrow-circle-right矩形きょの更生
施工前 | 施工後 |
icon-arrow-circle-right馬蹄形きょの更生
施工前 | 施工後 |