ホーム > EX工法 > EX工法【Q&A】

EX工法【Q&A】

EX工法 Q&A

Q1. EX工法の名前の意味は?

A1. 英語で、「拡張させる」という意味の「Expand」(エクスパンド)の略です。

Q2. 適用管種は?

A2. 鉄筋コンクリート管、陶管、鋳鉄管、鋼管、硬質塩化ビニル管

Q3. 対象口径、延長は?

A3. 

自立管 二層構造管 取付管
φ150 40m
φ200 65m
φ250 100m
φ300 85m
φ350 65m
φ400 50m
φ150 55m
φ200~300 100m
φ350~600 65m
φ100~200 14m

Q4. 施工可能既設管状況は?

A4.

本管 ① 屈曲角 10°以下の継手部
② 段差部と横ずれ25mm 以下の継手部
③ 隙間50mm 以下の継手部
④ 50 mm 以下の部分滞留水
⑤ 管頂部からの 0.05 MPa,0.5 ℓ/min 以下の浸入水
⑥ 管頂部からの 0.05 MPa,0.5 ℓ/ min 超の浸入水を 0.5 ℓ/min 以下に止水処理後
取付管 ① 施工延長14m 以下(呼び径 100~200)
② 屈曲角45°以下の継手部が2 箇所以内
③ 段差部と横ずれ20mm 以下の継手部
④ 管頂部からの 0.05 MPa,0.5 ℓ/min 以下の浸入水
⑤ 管頂部からの 0.05 MPa,0.5 ℓ/ min 超の浸入水を 0.5 ℓ/min 以下に止水処理後

Q5. 施工後の品質は?

A5. 熱可塑性樹脂(硬質塩化ビニル樹脂)を使用した工法のため、施工現場で樹脂の化学反応が不要です。そのため、工場品質をそのまま施工現場で再現できます。なお、EX工法の使用材料は日本下水道協会規格「下水道熱形成工法用硬質塩化ビニル更生管」(JSWAS K-19)のⅠ類資器材登録品であり、日本下水道協会の製造工場認定を受けた工場で生産しています。

Q6. 耐震性は?

A6. 地震が発生した際に想定される既設管継手部の変位にEXパイプが伸びることで追従することを公的機関立会の下、実験を行い確認しています。

Q7. 耐薬品性は?

A7. 下水道硬質塩化ビニル管と同等以上の耐薬品性を有しています。

Q8. 耐摩耗性は?

A8. 下水道硬質塩化ビニル管と同等以上の耐摩耗性を有しています。

Q9. 耐劣化性は?

A9. 50年後の曲げ強さの推定値(38.7MPa)が設計値(12.8MPa)を上回ります。

Q10.繰り返し熱冷による物性への影響は?

A10.23℃⇔120℃の熱冷が繰り返しかかっても、物性に変化はありません。

Q11.施工後の流下能力は?

A11.内面が非常に滑らかに仕上がるため、粗度係数が改善され、更生前と同等以上の流下能力が確保できます。

Q12.施工中の異臭は?

A12.有機溶剤を材料に使用していないため、施工中の臭気対策や火災の心配がありません。住宅地等でも安心して施工可能です。

Q13.曲がり、段差への施工は?

A13.既設管きょの曲がり部や段差部でもシワの発生が少なく、管内面が滑らかに仕上がります。

Q14.施工時間、作業スペースは?

A14.樹脂を化学反応させ硬化させる時間が不要なため、短時間での施工が可能で、また施工機材もコンパクトで車載式のため、移動が早く、小さなスペースで施工可能です。

Q15.残材の処理は?

A15.施工中に発生する残材などは、塩ビ製のためリサイクルが可能です。

Q16.必要更生厚さの計算は?

A16.自立管は「管きょ更生工法における設計・施工管理ガイドライン2017年版」準じて計算しています。
二層構造管(耐土圧・外水圧用)は「管きょ更生工法(二層構造管)技術資料」(公益財団法人 日本下水道新技術機構)に準じて計算しています。
二層構造管(耐外水圧用)はASTM F1216の最終設計式に準じて計算しています。

Q17.取付管工事を含め、施工が1日で完了しない場合どのような状態で作業を中断するのか?

A17.施工可能な延長距離(スパン)以内で、本管施工は完了します。
本管に取付管がある場合には仮穿孔を行い、住民側の生活排水は利用可能な状況にして解放します。穿孔の仕上げやマンホール際の端面処理は後日に施工します。

tel:045-506-1090